自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

「あれ?」から一年

8月の終わりに、ヨメはんと一緒にとあるバンドの野外ライブに行った。

毎年恒例の、私的夏の締めくくりイベントである。

「とあるバンド」とか勿体付けなくてもええねんけどね。

万博公園で開催される、ウルフルズの「ヤッサ!」です。

 

昨年の同じ時期。

ヨメはんの実家に娘ちゃんと息子くんを半日預かってもらい、

ライブから帰ってきたのは夜の10時頃。

これまでにも何度か、短時間預かってもらったことはあったものの、

さすがに半日は長かったのか、娘ちゃんはすぐに「おかあさ~ん」と走ってきた。

しかし息子くんは全く我関せず。

帰ってきた我々の方を見ることもなく、部屋の中をぐるぐるぐるぐる。

それまでにも徐々に感じるようになっていた「あれ?」が、決定的になった日だった。

 

お義母さんからの助言もあって、それから役所の保健センターに相談に行き、

専門医での診断を経て息子くんが自閉症と診断されるまでの経緯は、

このブログの最初でも書いた通り。

 

「ええねん」と「それが答えだ!」を聞きながら、

あれから1年経ってんなあ、と思うと何だかじわっときた。

 

療育に通いながら、ゆっくりだけど少しずつ成長している息子くん。

息子くんのことが眼中になさそうなのはちょっと気がかりだけど、

とりあえずすくすく元気に育っている娘ちゃん。

お父さんもお母さんも、きみらがいてくれるだけで「ええねん」で。

 

続く。