クレーン現象
息子くん、最近はクレーン現象やその発展形と思われる行動が増えてきた。
最初は食事中にお気に入りの「焼き海苔」を要求する時に出たクレーン。
今では牛乳のお代わりや、お父さんお母さんが食べているパンを強奪する時も
それらしいアクションを取るようになった。
ちなみに牛乳は一回の食事で4、5回お代わりをする。
下手すれば一日で1リットルぐらい飲む。飲みすぎである。
療育施設では、食前の手洗いの時にお母さんの手を水道の栓に持っていく、
今いる部屋から出たいときはお母さんをドアのところまで押していく、
などの行動も徐々に出るようになってきたらしい。
そしてこの週末はまた新しいパターンが増えた。
最近の息子くんのお気に入りとして、団扇でパタパタと扇いであげると、
団扇のどちらかの面がちょうど当たるところに手のひらを出して、
団扇がパタパタ当たるのを楽しむ、という遊びがある。
扇いであげると十中八九は手のひらを出してパタパタ遊びをする。
そんな遊びを何度か繰り返して、もう飽きたかな、と思って団扇を置くと、
息子くんはそれを右手で拾い、左手で僕の手を摑まえて、その手に団扇を
ぐいっと押し付けてきた。
もっとこれで遊んでーな、というふうに。「うー」とか言いながら。
道具を使った遊びを楽しむ。
目の前にある道具が、楽しい遊びに使われていたものであることを認識する。
遊んでくれた人にそれを渡すことで、もう一度遊びたいという意思表示をする。
そんなことができるようになってきた、のかな。
続く。