自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

ちと食べ過ぎ

今日はヨメはんに強く薦められていた映画「ギャングース」を見に、十三の第七藝術劇場へ。社会の最底辺で、腹一杯の牛丼を食べることを夢にもがき続ける3人の若者を主人公にしたクライム青春ムービー。疾走感と緊張感、閉塞感と爽快感とがバランス良く詰まった佳作。リアリティーもあってかなりおもろかった。推してくれたヨメはんに感謝。
つらつらとレビューサイトなど眺めていたら、主人公の一人が過去に知的障害と自閉症のある若者を演じた作品があるようで、そこそこおもろそうなので今度レンタルして観てみようと思う。

さて息子くんの近況。とにかく最近は良く食べる。一食で2合近く白米を食べる日もあり、父母姉の3人で1合半強ぐらいで済んでるというのに、なぜ6才児が一人で同等以上に食べているのだ。おやつにミカンを7つも8つも食べ、その上にスティックパンを5-6本食べた上にこれだからねえ…もう呆れるというか笑わなしゃーないというか。自閉症の特徴のひとつに過食・過飲があるらしいけれど、今の息子くんは完全にこれ、該当やな。麦茶も1日2リットルくらい飲む時あるしな。

ことあるごとにお姉ちゃんを叩いていたのは、最近かなり収まってきた。でもその代わりに、とにかくでかい声で叫ぶことが増えてしまった。きっかけはどうも、お姉ちゃんの声みたい。今まで観察していて、お姉ちゃんを叩く時もきっかけは大半がお姉ちゃんの声だった。特に大声で話したりしているわけではないのに、声のトーンが気になるのか、しゃべり出したタイミングで叩きにいくことが多く、その都度手を取って、目を見て、「あかんよ!」と話しかけていたのがやっと通じた…と思ったらその代わりの絶叫である。衝動を「叩く」という反応に繋げないように努力したんやな、偉いな!とは思いつつ、絶叫もこちらの精神衛生上あまりありがたくはないので、また違う方向に発散できるように導かなあかんのだけど…

気分を落ち着かせるために、タブレットピタゴラスイッチのアプリを入れて、お気に入りの動画を幾つか見られるようにしてみたところ、何度も何度も見ているうちに「もう一回」を僕たちの手をクレーンして頼むようになり、最近はそこからまた一歩進んで、自分で「再生」とか「もう一度」のボタンを選んでタップできるようになりつつある。こういうアクションは今まで見られなかったし、やっぱり少しずつでも成長しているな。嬉しい。

続く。