自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

新年

この2ヶ月ほど結構なハードワークが続いていたので、年末年始は意識的に仕事のことを頭から追い出してのんびり過ごした。嫁はんの実家に行ったり、久しぶりの友人と飲んだくれたり、録画したままになっていたドラマ(今さらやけどアンナチュラル。これ今までに見た連ドラの中で最高傑作かもしれん。凄かった。)を一気に見たり。明日で休暇も終わりだと思うと徐々に気が重くなってきて、ああもう働きたないなあ。

息子くんはここしばらく、これといって目立った変化はなく、相変わらず感情の起伏が激しい毎日が続いている。1ヶ月ほど前に病院で定期の診察をした際には、元々の予定ではちょっとした脳波の測定をすることにしていたのだけど、興奮状態が収まらなかったためか座薬で入れた鎮静剤が全く効かず(2回も入れたのに!)、結局測定中止。リスパダールは増量しているけど効き目があるんだかないんだか。ことあるごとに、こちらの鼓膜にビリビリ来るような声で絶叫する。手にした玩具や本をぶん投げる。機嫌の良い時はニコニコして娘ちゃんや我々とじゃれているのに、何がきっかけなのか突然キレる。正直、疲れる。

ある程度こちらの話を聞き分けてくれるシーンも増えてきたけれど、あくまで雰囲気も含めて大まかなニュアンスが伝わっている程度なので、肝心な時に困ることも多い。今日はふと目を離した隙に玄関まで降りて行き、すぐに上がってきたな、、、思ったら何やらモグモグしている。アレッ?と思って無理やり口をこじ開けると、恐らくは玄関に落ちていた砂の塊を食べてしまったようで、口の中は砂まみれ。慌てて掻き出して口を漱がせようとしても、口に入れた水はそのまま飲み込んでしまうし、突っ込んだ指は噛まれるし、もうどうにもならない。

もちろん、この一年で成長したなあ、と思うことも幾つかはある。お腹が減った時のクレーン行動は大分高度になった。食べたいものがある場所まで正確に親の手を誘導するし(ラーメンはここ、菓子パンはここ、ミカンはここ、ウインナーは冷蔵庫を開けてここ…というのは理解している)、その食べ物に合った器を食器棚か食洗機から引っ張り出すこともできる。療育施設やデイサービスでも、周りのお友達の行動に合わせて待ったりできるシーンが増えているらしいし、家でもお姉ちゃんの呼び掛けに反応して楽しそうにじゃれていて、他人と関わり合うことが少しだけだけどできてきている、みたいだ。

でもやっぱり、知的な遅れは正直、益々目立ってきているなあ。トイレトレーニングも、たまたま成功することはあっても単発で、定着しない。食事も相変わらず手掴みだし、発語もない。4月から行く支援学校でも、これは結構しんどいんかなあ…

年初早々ちょっともやもやしてるけど、とりあえずは今年も頑張って行くしかないんだよなあ。

続く。