自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

支援学級

少し前のこと。息子くんの就学相談の一環で、娘ちゃんも通う地域の小学校にも話を聞きに行くことにした。大阪は基本的スタンスとして、障害の程度のよらず、支援学校に通うか地域の小学校の支援学級に通うかは本人とその家族の意思に任されているので、今のところどちらの選択肢もアリなのだ。(今どきはどこの地方も同じような体制なのかな。ちょっとよく分からない。けど。)言語・非言語ともコミュニケーションがなかなか成り立たず、生活の自立もまだ道半ばの息子くんには普通校は難しい気がするけれど、実際学校によってはかなり重度の障害がある子供も通っていたりする。

最初は息子くんと僕と嫁はんで、支援学級の合同授業を見学。この学校では週に一度、全学年の支援学級の児童が集まって合同授業というのがあって、15人くらいの児童に先生が6、7人ついて、皆でちよっとした制作とかをしている。先生が皆のところを回りながら、画用紙を切って絵を描いて…みたいな感じで、正直息子くんがこれについていくのは難しいかな…と思う。一人、息子くんと一緒の放課後デイサービスに通っているお姉ちゃんがいて、その子が息子くんを馴染ませよう、楽しませようとしてくれたのか、玩具とか楽器を持ってきて渡そうとしてくれたりしたのだけど、最近神経過敏の傾向が強い息子くんは唸って地団駄を踏んだり自分の頭を叩いたりするだけで、なかなかコミュニケーションも成り立たないのだ。お姉ちゃん、せっかくの優しさを受け取れなくてごめんなあ。

見学が終わってから教頭先生とも色々話して、本校に入学されるならもちろん出来る限りの支援体制は取ります、とは言ってくれたけれど、現実にはやっぱり、ちょっと難しいかなあ。一旦普通校に入ると、その後途中で支援学校に移るのは現実的に難しく、制度的にNGではないがほとんど例がない、という話もあったりするようで。

最終的に決めたら、娘ちゃんにもしっかり話せなあかんな。薄々は予想してるかもだけど、息子くんのことは知っているお友達も多いし、これから徐々に難しい年齢に差し掛かるところで、意地悪なコトを言われることも、残念やけどきっとあるやろうし。

続く。