自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

新しい療育とか。

7月が過ぎて8月になった。

7月には、やっぱりあの事件のことを思い出してしまう。

犯人のこととか、その身勝手な言い分を本にした出版社のこととか、匿名報道のこととか、いろいろいろいろ思うことはあるのだけれど、それはまた今度書くことにして。

 

ここのところ、新しい療育の場に参加してみたり、来年から息子くんが通うであろう支援学校を見学に行ったりとちょこちょこ動いている。

ひとつは、息子くんがいつも通っている療育園に時々きて個別療育などの相談に乗ってくれている、近郊の大学の先生のところ。2週に1回ぐらいのペースで、マンツーマンに近い感じで簡単なトレーニングをしてもらっている。それほど難しいことをするわけではなく、先生や大学院生がリードしながら、1時間の間に4~5つぐらいのメニュー(自由遊びとか、おやつとか、型はめみたいな訓練とか)をこなし、そのたびに絵カードを所定の位置に入れたりボードに貼ったりしていくような感じ。何度かやっているうちに慣れてきて、たくさんあるおもちゃのなかから的確にほしいものの絵カードを取って渡してきたりできるようになってくる。意識して反復させることで身につくものなんだなー、と改めて思う。もう少し頻度高く来られるといいのだけど、先生も院生もせっかくの日曜をつぶしてくれているのでこれ以上は難しいか。ちなみにこの大学での療育の間、一緒に来た娘ちゃんはきょうだい対応係の院生のお姉さんと遊んでおり、すっかり馴染んで毎回同行するのを楽しみにしていたりもする。

もうひとつ、これは正式に通うかどうか検討中なのだけれど、民間の療育教室にちょっとしたご縁があって話を聞きにいった。ここは独自のメソッドで療育をしていて、全国に幾つか教室がある。今回行ったところは家から電車乗り継いで30分ほど、Door to Doorだと1時間ぐらいか。ちょっと遠いし通うにもそれなりに負担があるのでちょっと悩むところ。でも1回だけの見学ではあるけれど、限られた時間の中で「先生が絵本を読むのを座って聞く」「皆で輪になって音楽に合わせて歩く」「ボールと棒を、目の前に置かれたビンや箱に入れる(入れ口の形に合ったものを入れる)」といった訓練がテンポ良く進められ、それに息子くんが短時間で順応していくのを見てちょっと感じるところはあった。脳科学に基づいた理論とか、どこまで本当に科学的根拠があるのかわからないけれど、一つ一つの訓練をしている息子くんを見ながら、それが何を目的としているのかを解説してもらえたのはいい経験になった。ここに継続して通えたら、いつも3歩進んで2歩下がることを繰り返している息子くんの自立訓練も進むのかも・・・でも、ちょっとお高いのよなあ。

それから、支援学校。これも見学に行った。結構大きな学校で、送迎バスでの通学になる。息子くんは団体行動ちょっときついし、無理して地域の小学校の支援級に入れてもらっても、ちょっとなあ・・・と思うので、基本的にはこの支援学校が第一選択肢になると思っている。息子くんはどんな学校生活を送るのかなー、なんてことを思いながら校内を見学させてもらった。少なくとも、小学校入るまでにトイレは自分でできるようになってほしいなー。最近はだいぶ成功率が上がっては来ているけど、まだまだだし。

 

続く。

 

 

 

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