自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

リスパダール

少し前のこと。しばらく漢方のお薬で様子を見ていたのだけれどあまり目立った効果もなく、主治医の先生と相談してお薬を変えてみることにした。漢方薬を飲み始めるのとちょうど前後して、頭突き噛み付き蹴り引っかき…といった極端な癇癪は少し収まりつつあったので、このままお薬の力も借りつつ息子くんに穏やかな毎日が戻ってくれば…と期待したのだけれど、もうひとつ効果が実感できなかったこと、また睡眠の不安定さも変わらず、ちょっとこのままはしんどいな、というのが正直なところだったのだ。

リスパダールに切り替えて、かれこれ1ヵ月近く。今のところは薬の効果なのか、それともたまたま精神的&肉体的に不安定だった時期を脱してくれたのか、ここしばらくはすっかりご機嫌な息子くんが戻ってきている。時々機嫌が悪くなることはあるけれどそれも以前と同じようなレベルと頻度で収まっており、概ね上機嫌。ニコニコしながら紐を振る。お父さんとお母さんの背中に乗る。お姉ちゃんがほっぺたをムニッとするとくすぐったそうに喜んで身を捩じらせる。何とも平和な毎日。思えば3-4月頃は、同じ療育園とデイサービスに通っているとは言え、年度末でスタッフさんが入れ替わったりお友達の顔ぶれも変わったりと環境の変化もあったので、それで不安定になってしまっていたのかもしれない。あまり人見知り・場所見知りをしない息子くんなのだけど、それだけにいつもルーチンで同じように過ごしている場所が大きく変わったり、お友達がテンション上がって大声で騒いでしまうとちょっとしんどくなってしまうようだし。

身の回りのことは少しづつできるようになってきた。靴を脱いだり履いたりするのも、ゆっくりだけど大体できる。お風呂上りに自分で引き出しを開けて、パジャマの上下をちゃんと出すことができることもある。トイレでおしっこすることも、10回に1回ぐらいはできる。歯を磨かれるのもだいぶ我慢できるようになった。こちらが日常の何かのアクションを呼びかけると、概ね期待通りの行動ができる。少し発達段階が上がってきたのかな、という実感がある。

 

最近、幾つか新しい療育に参加する機会だったり、来年から行くことになりそうな支援学校の見学に行ったりという機会もあって、息子くんの今後のことを改めて色々考えている。このあたりのことはまた別の日に書き留めておくことにしよう。

 

続く。