自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

少しずつ

年末年始の休暇を使って、何度か息子くんと一緒に療育へ行くことができた。今年は夏以降上手く仕事を休みにすることができずになかなか機会を作れなかったので、結構久しぶりになってしまった。いかんなあ。もっと家族との時間を生活の中心にシフトさせたいのに、調整下手は相変わらずの2016年だった。

 

久しぶりの療育を通じて、改めて感じられた息子くんの成長が幾つか。まずはこの前も書いた通り、バギーを使わずに、安定して歩いて通えるようになったことが大きいかな。最近は普段のお出かけにもほとんどバギーを使う必要がなくなってきた。手を繋いで長時間一緒にいることにも慣れてきたし、時々それが嫌になって手を引き離すこともあるけど、そこから唐突に走り出してしまうようなこともほとんどない。もちろん目を離したり気を抜いたりはしないように心がけているけれど、以前に較べて格段に落ち着いて一緒に行動できるようになった。

 

療育では、最初と最後のご挨拶の時間に、椅子に座って待つことができるようにもなった。先生が椅子を出して、紙芝居を見せながら歌を歌って・・・という一連の流れが始まると、自分から椅子に座ることもある。つい半年前にはクラスの中でダントツのフリーダム男だった息子くん、これも大きな成長。

 

帰る時には下駄箱にある幾つもの靴の中から自分の靴を間違わずに取り出すこともできるし、「帰るよー、エレベーターのボタン押してねー」と言えば何と下りのボタンを自分で押すこともできる!言葉としての指示を理解しているわけではないけど、ルーチンの行動はいつも通りの声掛けをすれば何となく雰囲気を察してそれに準じた行動をとることができる、という感じ。すごいなあ、いつの間にかそこまでできるようになっててんなあ・・・父ちゃん嬉しいよ。

 

一方で自分から要求を周囲に伝えるのは、まだ難しい。外に連れて行けとかそこのクッキーの袋を開けて寄越せとかこのマグに牛乳を入れろとか、簡単な内容ならクレーンで伝えられるけれど、ちょっと抽象的な内容だったり幾つも選択肢がある中で何が欲しいのかを伝えるようなことはまだ無理みたいで、よくイライラして頭を机や床にゴンゴンしている。あとイライラが絶頂に達した時に運悪く抱っこしていたりすると思い切りかみついて来たりするので要注意である。2週間以上前に思い切り噛みつかれた時の肩の傷がまだ治っていないので父ちゃんちょっとトラウマ気味である。

 

そんなこんなで年を越えて2017年。

今年は娘ちゃんが小学校に入るし、息子くんは(希望が通れば)近所の療育施設に移ることになる。それぞれ生活が大きく変わるから色々ストレスもあるだろうけど、上手く順応して楽しく元気で過ごせる1年になりますように。

そして最後になりましたが、あけましておめでとうございます。いつもブログを読んでくださっている方々、たまたま通りすがりに訪れてくださった方々、皆さんにとっての2017年が平穏で楽しい1年でありますように。

 

続く。

 

Now Playing:

"The Boy with No Name" by Travis, 2007

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