自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

ドロップアウト

年度末を前に狂気のような忙しさである。

今週は月から金まで16時間×5日間働かざるを得なかった。

この土曜と日曜も、たぶんトータルで30時間は働かなくてはなりません。

なぜなら月曜がプレゼンだからです。まだ企画書ができません。嗚呼神様。

 

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というわけで今も会社にいるわけですがちょっと休憩して。

 

今日は娘ちゃんの幼稚園で作品展があったので、AMを空けて一緒に見に行った。

最近は息子くんも手をつないで歩けるようになったし、

大人2人だから何とでもなるし、と思ってバギーなしでお出かけしたけれど・・・

息子くん、突然歩くのを全面拒否して抱っこしてしてモードである。

ヨメはん曰く、一昨日くらいから息子くん、

「あれ?俺最近なんで歩かされてるん?前はバギーで楽ちんやったのに!」

とでも言うかのように歩くことを面倒がるようになってしまったらしく。

無理やり歩かせようとしても手を振りほどいて逃げようとしたり立ち止まったりと

危なくてしかたない。

止む無く幼稚園までの道のりを7割がた抱っこで移動する羽目に。

18kgにもなろうとする息子くんを抱えて腰がもうパンパンである。しんどい。

 

作品展は大盛況(当たり前か)。

幼稚園で皆が一年間に作った工作、絵などがたくさん展示してあり、

娘ちゃんは自分の作品だけではなくお友達の作品も一つ一つ教えてくれる。

年小さんのときよりもちょっと手の込んだ作品が作れるようになっていて、

それが娘ちゃんとしても楽しいみたい。よしよし。

 

この作品展、プレ幼稚園に来ている子ども達の作品も展示されている。

息子くんのはあるかな?と思って探していると、

ヨメはんから、少し前に実質的にプレをやめることになったと聞かされた。

別にトラブルがあったとかそういうことではなく、

正式に退園したということでもないのだけれど。

他の子ども達が少しづつ幼稚園の生活、集団生活に慣れてきて、

皆でお遊戯やお歌、お絵かきなどを楽しんでいるのに、

息子くんは相変わらずフリーダム一直線であり、

さすがに通っていても意味がないかなあ、と思って・・・とのことだった。

 

皆で教室にいて何かを一緒にしている時に、一人ニコニコして駆け回り、

部屋から出て行く息子くんを追いかけまわしているのはやっぱり凹む、とも。

 

仕方ないよなあ、と思う反面で、

何だか寂しいような、息子くんに申し訳ないような気持ちになる。

ゆっくりでも必ず少しづつ成長していってくれると信じているし、

他の子と較べる必要も意味もないと分かっているし、

絶対に何にも代えられないくらいに息子くんのことが可愛いんだけれど、

やっぱりちょっと辛くなる。不安にもなる。

 

結局、息子くんがプレに通う中で作った作品はたった一つだけだった。

お母さんと一緒に描いた、ケーキの絵だった。

その絵はプレの子ども達の作品の中に、一緒に展示してくれていた。

 

息子くんは他のお友達とはちょっと違う道を歩いていくことになるけれど、

いつかまた一緒に遊んだりできる日が来るといいね。

お父さんもお母さんはずっと一緒に歩いていくから。

お姉ちゃんも・・・最近はちょっとづつ息子くんに優しくなってきたし・・・

 

さて。泣き言は終わり。仕事しよう。

 

続く。