自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

年の瀬に。

今年は代休を使って少し早めに仕事納めにできたので、

年内にもう一度息子くんを療育に連れて行く機会を作ることができた。

結局今年僕が単独で療育に行けたのはこれで4回目か。ちょっと少なすぎるなあ。

もっと上手く仕事をスケジューリングして休みを作らねば。

 

今回の療育で気がついたこと。

授業(?)が始まる前に、各自自由におもちゃを使って遊ぶ時間がある。

遊びながら何となくその日の授業に臨む雰囲気を作っていくような時間。

いつもは我関せずでフリーダムに走り回っている息子くんだけど、

最近は幾つかのおもちゃに関心を持ちつつあるようだ。

自ら遊ぶには至らず、こちらがやって見せると何となく見ている、という感じだけど。

調子のいい時は、ちょっと真似して遊んでみたりもするらしい。

 

部屋を暗くして「ひかりあそび」をするのもお気に入りのようだ。

色んな色に光るボールや光ファイバーなど、

しばらくじっと見て、部屋の中を走り回って、また戻って見ての繰り返し。

やっぱり視覚的な刺激は面白いのかな。

 

食後の歯磨きも、嫌がりつつではあるけれど自発的に口を開けてくれる!

歯ブラシを手に持って見せると、とことこと歩いてきて僕の膝に座る。

で、ちょっとだけれど口を開ける。これはめっちゃ大きい進歩!

歯ブラシを入れると嫌そうな声を上げるけれど、何とか我慢できる。

家でも少しづつできるようになっていたことだけど、

ちゃんと外でも同じことができるようになってきたねえ。

 

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息子くんに「自閉症スペクトラム障害」の診断がついたのは、今年の2月。

それからほぼ一年経った。

慌ただしく療育手帳の申請をして、療育施設を探して入所手続きをして、

(第一希望の施設にキャンセルが出て無事入れたのは本当に運が良かった!)

並行して娘ちゃんの幼稚園の就学前体験クラスにもちょっと入れてもらって、

地域で発達障害の子ども達を支える活動をしているNPOの集まりに顔を出して、

そんなあれこれのほとんどを支えてくれたヨメはんには本当に感謝の一言である。

来年こそはもっともっと、一緒に息子くんを育てる時間をつくらなくては。

そう決心する年の瀬である。

 

色んなことがあって、色んなことを考えた一年間。

振返ればまずまず良い一年でありました。

来年も家族みんなが健康で、笑って過ごせますように。

 

続く。