自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

久しぶりの療育

さて。気がついたら今年もあと20日ほど。ブログの更新も久しぶり。

この2ヶ月ほどちょっと仕事が忙しかったこともあり、

子どもたちのケアもほとんどヨメはん任せにならざるを得なかったんだけど、

やっと時間が取れるようになってきたので久しぶりに休みを取って、

息子くんを療育に連れて行ってみた。

 

僕が息子くんを連れて行くのは、かれこれ4ヶ月ぶりぐらいか。

バギーから降ろして靴を脱がせると、一目散に最初の部屋に走って行く息子くん。

分かってその部屋を目指しているのか、それともたまたまなのかは分からないけど、

とりあえず上機嫌ではある。

 

挨拶、歌、手遊び等のウオーミングアップ的な最初の1時間は、

以前連れてきた時と特に息子くんの動きに変わりはない。

名前を呼ばれでも反応しないし、歌や手遊びもほぼスルー。

周りを見るとクラスのお友達の何人かは、言葉が少しづつ出るようになったり

一緒に来たお母さんとコミュニケーションが取れるようになっていたり、

しばらくぶりに見たらちょっと成長が見えるなあ、という感じがあるけれど、

息子くんはあまり目立った成長が感じられない。ちょっと凹む。

 

それでも、道具を使った遊びの中には気に入った遊びもあるみたい。

紙吹雪(5cm角ぐらいに切った薄い色紙をうちわでパタパタと巻き上げる遊び)は

特にお気に入り。笑顔いっぱいで走り回って吹雪の中に何度も突っ込んでいく。

楽しそうにしている姿が見られるのはこちらも嬉しい。

 

OT室で色んな遊具を使って体の使い方を覚える訓練も、

トランポリンでぴょんぴょん跳ねてみたりジャングルジム的な遊具に上ったり、

以前はできなかった遊びができるようになってきた。

作業療法士の先生によれば、3次元的な空間把握が徐々にできるようになったり、

身体をひねって後ろや上下を見たりする動きができるようになったりと、

最近凄くできることが増えてきたんですよ、とのこと。

久しぶりの参加だったのでポジティブな点を優先して伝えてくれたんだと思うけど、

それでもやはり息子くんの成長を感じられるのは嬉しい。

 

ちょっとづつだけど、できることは増えている。

僕やヨメはんやお姉ちゃんの顔を、息子くんの方から見つめる頻度が上がってきた。

近くのお店や病院に行く時に、手をつないで歩いていくこともできつつある。

一方で新たに気になる行動が出てきたりもする。

やたらとそのへんにあるものを口に入れる(誤飲防止に一層留意せな!)。

真っ暗な部屋で一人ぼんやりと、お気に入りのビニール袋をひらひらしていたりする。

 

三歩進んで二歩下がるような日々。

じれったく思うことも、焦っても仕方ないと思うことも。

 

続く。