自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

久しぶりに診察

先週、久しぶりに近所の総合病院に息子くんを連れて行った。

小児神経科で、かれこれ7、8ヵ月ぶりの診察。

前に何度か診てもらった先生は異動してしまったため、

引き継がれた新しい先生に、まあ半分ご挨拶のような診察である。

 

カルテ等は引き継がれていたけれど、

先生としても初めて息子くんを診るわけなので基本的な質問と説明に終始。

これからも半年に一度程度の診察を続けて経過を見ましょうか、という感じ。

投薬治療や検査をするわけではないので、まあ当然と言えば当然か。

 

既に療育も始めていて、以前の検査で重大な疾患もないと分かっているので、

特に何もなければ定期的な診察を続けなくても良いと先生からは言われたけれど、

やはり今後も数か月から半年に一度程度のペースで通院は続けることにした。

できることできないことのチェックリストをつけつつ、

定期的に専門医に発達状態を診てもらう機会はキープしたかったので。

 

療育施設で同じように発達に障害を抱えている子供たちと並べてみても、

息子くんはどうやらかなり発達段階が遅れているようだ。

他の子供達が程度の差こそあれある程度はできることでも、

息子くんには全くできない、ということが珍しくない。

おもちゃで遊ぶこと。椅子に座って何かを待つこと。食器を使って食事をすること。

先生やお母さんお父さんと言語・非言語のコミュニケーションを成り立たせること。

息子くんは、どれもほぼできないのだ。

たまたまそれに近い動きをすることはあっても、それが繰り返されることはない。

1年近く前、2件目の病院で「発達段階はほぼ1歳から1歳半ぐらい」と言われてから、

目立った発達がなかなか見られない。

 

もちろん療育に通いながら、幾つか変わってきたところはある。

クレーン現象は増えたし、要求のパターンも多くなった。

イライラして床に頭を打ち付けることも減った(代わりに手の甲で頭を叩くけど)。

話しかけた時に、こちらの目を見る頻度が上がった。

着替えや歯磨きの時の自発的なアクションも増えた。

そういう小さな成長は幾つも見られるんだけれど、

全体的に1歳児ぐらいの行動パターンやなあ、というレベルをなかなか脱せない。

 

他の子供と較べても仕方ない、とは思っている。

できないことを数えることに意味なんてない、とも思っている。

息子くんなりのペースで一つ一つ成長してくれることが大事、とは分かっている。

でもやっぱり、どうしても見ていて不安になってしまうのよな。

心配ばかりしていても何も良くならないことぐらい分かってはいるけれど。

 

続く。