自閉症の息子くんと、いっしょに。(仮)

息子が自閉症&知的障害と診断されて、色々考えることが増えました。家族4人一緒に暮らしながら感じたこと、考えたこと、とりあえず色々残していこうかな、と。

運動会と連休と

先日の3連休。

世間の大概の幼稚園と同じく、娘ちゃんの通う幼稚園でも運動会があった。

 

年中さんになった娘ちゃん、就学前クラスの時から数えて3回目の運動会。

かけっこや綱引きで隣のクラスのお友だちと競争したり、

跳び箱や鉄棒での足抜き回りを順番に披露したり、

ずっと練習していたダンスを年中さん全員で踊ったり。

ちょっと緊張して表情は硬かったけれど、今年も一所懸命がんばりました。

 

それから息子くん。

前にも書いた通り、現在基本的には療育施設に通っているのだけれど、

この幼稚園の就学前クラスにも並行して通わせてもらっている。

就学前クラスも運動会では1つだけ出番のプログラム(ダンス)があるので、

息子くんも一応は参加してみたものの、まあ当然のことながら踊らない。

っていうか練習もろくにしてないんだから当たり前か。

ヨメはんに抱っこされてぼんやりしている息子くん。

見ていてやはり、ちょっと複雑な気持ちになった。

 

僕はどうしても療育に連れて行く回数も少ないし、

ましてや就学前クラスに息子くんと一緒に行くこともないので、

普段は息子くんをマンツーマン、または娘ちゃんと2人の状態でしか見ていない。

要するに健常の子ども達との比較で見ることがほとんどないのだ。

だから息子くんの発達に遅れがあり、自閉症であることは理解していても、

ついつい赤ちゃんの延長のような感覚で「息子くん可愛い!」に終始してしまう。

同年齢の、健常の子ども達の中でポツンと立ちつくしてしまう息子くんを見て、

改めて、これからはそれではすまなくなってくるのよな、と思い知らされる。

 

できないことを数えても意味はない。落ち込んでるような時間もない。

息子くんなりの成長を一つひとつ見守りながら、

息子くんが生きていくことのできる場所を社会の中に作って行こう。

そんな風に思ってはいるけれど、綺麗ごとだけでやっていけるわけでなし。

やはりちょっと、いろいろ考えてしまうよなあ。

 

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運動会の翌日もお休みだったので、家の近所の川べりに整備された人工砂浜へお散歩。

地引網で川の魚を捕まえて観察しましょう、という趣旨のイベントもあり、

娘ちゃんはこれに参加して捕まえた魚を直に触らせてもらったりして、

自然との触れ合いを体験することができました。

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この群衆のどこかに娘ちゃんがいます

 

息子くんはイベントなどどこ吹く風で、とにかく砂浜をてくてくてくてく。

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裸足で歩く砂浜の感触が気持ちよさそう。

 

そんな3連休でした。

 

続く。