カミングアウトする、ということ
最近、カミングアウトについてつらつらと考えている。
カミングアウトと言うと何だか大層だけど、
要するに周りの人にどの程度息子くんのことを明らかにするか、ということ。
ずっと思い悩んでいるとかいうことではないけど、いつも頭の片隅に置いている。
今のところ、医療・療育関係の方々を除けば、明確に伝えているのは、
・ヨメはんの親兄弟
・娘ちゃんの幼稚園の先生、お友達のお母さんたち数名
・僕の直属の上司
ぐらいだろうか。
隠すようなことだとは全く思っていないしそんな気はないけど、
わざわざこちらから言いふらすことでもないとも思う。
だから仕事上のトピックや職場での雑談で自閉症や知的障害に話が及んだ時も、
「ああ、うちの息子くん自閉症やねん」と言うこともないんだけど、
そうすることで息子くんのことを隠しているような後ろめたさを感じたりもする。
せめて自分に近しい人にはある程度ありのままに伝えておくことで、
少しずつでも増えて行ってくれればいい。
とても遠回りだとは思うけれど、そうすることで息子くんが将来、
社会の中に居場所をつくっていくための地ならしに繋がればいい。
そんな風には漠然と考えているけれど。
なかなか実践に移すことができずに日々が過ぎていく。
焦っても仕方ないとは思うけど。
続く。